保険の見直しは「いらない保険」を読むことから。FPによるレビュー

・保険ってどれくらい入るべき?
・毎月の保険料が地味にきつい...
・「いらない保険」のレビューが知りたい

 

この記事ではこうした疑問に答えていきます。

 

この記事を書いている私は、貯金ゼロでプロポーズした過去を持つFP2級技能士です。

お金の勉強をするほど、お金に好かれるようになることを実感しています。

 

さて、結論から言うと「いらない保険」はお金を貯めたい人の必読本です。

 

いま保険に入りすぎているかも?という人は、ムダな保険をバッサバッサ切れるようになるでしょう。

 

「いらない保険」から得られるもの
・入るべき保険とその理由
・不要な保険とその理由
・保険を売っている側の本音

 

どの保険を削ればいいか分からい人や、節約して家計を改善したいという人には、読んで損しない本となっています。

 

この記事ではFPの筆者が選んだ抜粋ポイントを紹介していきます〜。

 

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「いらない保険」の基本情報


著者のプロフィール

後田 亨(うしろだ とおる)Tooru Ushiroda

オフィスバトン「保険相談室」代表
1959年、長崎県出身。長崎大学経済学部卒。1995年、アパレルメーカーから日本生命へ転職。営業職、複数の保険会社の商品を扱う代理店を経て2012年に独立。現在はオフィスバトン「保険相談室」代表として執筆やセミナー講師、個人向け有料相談を手掛ける。『「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由』(青春出版社)ほか、著書・メディア掲載多数。

著者の後田さんは元々保険会社で働かれており、保険に関する著書も多数あります。

永田 宏(ながた・ひろし)
長浜バイオ大学 教授

長浜バイオ大学メディカルバイオサイエンス学科教授・学科長。1959年、東京都生まれ。1985年、筑波大学理工学研究科修士課程修了(理学修士)。オリンパス光学工業(現・オリンパス)、KDDI研究所、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授などを経て、2009年より現職。専門は医療情報学・医療経済学。2005年、東京医科歯科大学から博士(医学)を授与される。『販売員も知らない医療保険の確率』(光文社ペーパーバックスBusiness)、共著書に『いらない保険』(講談社+α新書、後田亨氏との共著)など著書多数。

 

共著の永田さんは大学の教授をされており、医学博士の資格も持っていらっしゃいます。

 

「いらない保険」目次

    「いらない保険」目次
    序 章 その保険、本当に頼りになるの?
    第1章 最強の保険は健康保険
    第2章 がん保険の「ストーリー」にだまされるな
    第3章 介護保険に勝る現実的方策
    第4章 貯蓄・運用目的の保険はいらない
    第5章 結局、「保険」をどうすればいいの?
    終 章 保険はあなたの人生を保障してはくれない

     

    本書では、コマーシャルなどで見聞きする保険のメリットとは様相の異なる情報が出てきます。

    保険という商品の裏側を一緒に見ていきましょう。

     

    「いらない保険」抜粋ポイント

    「老後の病気などには『健康保険』が一番」 〜中略〜 (保険が必要なのは)「自立していない子どもがいる世帯主の死亡保障くらい」

    この2つの言葉は、保険の設計や管理に深く関わってきた人の言葉です。

    保険を売る側、上流にいる人たちの言葉なので重みもありますよね。

     

    私は保険を契約するときの動機は「安心を買いたい」「知らいないから不安」という2つがあると考えています。

     

    病気には「健康保険」が一番だと分かっていても「安心」したいから保険に入る。
    病気には「健康保険」が一番だなんてきいたことがない。不安だから保険に入る。

     

    無意識かもしれませんが、こういう流れの考えだと思います。

     

    偉そうに言っていますが、私も社会人になりたての頃に生命保険に入っていましたw

    独身で風邪すらめったにひかない超健康体だったにも関わらず、です。

     

    それはやっぱり「知らないから不安。みんな入ってるし、とりあえず保険に入れば不安はなくなる」という思考停止したゆえの行動でした。

     

    私はこの一文に出会えたただけでも、本を読んだ価値があると思えました。

     

    「健康保険などの公的な補償制度を理解し、保険加入を最小限にする」

    健康保険は支払いが3割負担になるだけではありません。

    必ず覚えておきたいのは高額療養費制度です。

     

    一般的な収入の人であれば1ヶ月の負担は9万円弱で、どんな病気でも社会復帰するまでに必要な金額は50万円ほどと言われているそうです。

     

    ...貯金でなんとかなりそうじゃないですか?

     

    例えば毎月2万円の保険料を払っている人であれば約2年で50万円貯まってしまいます。

     

    もちろん貯金が貯まるまでの期間、適切な保険に入ることは必要です。

     

    「高額療養費制度」をよく知らなかったという人は、保険の見直しをオススメします。

     

    いつ引き出してもマイナスにはならない預金と、契約直後から元本割れの期間がある保険とでは、リスクがまったく異なるからです。

    契約直後に元本割れの期間がある保険の代表は学資保険です。

     

    たとえば保険会社のホームページからシミュレーションしたところ、最も返戻率がいいパターンで10年預けて約105%でした。(2021年10月実施)

    これ年率に直したら0.5%です。医療保障もなし。さらに解約返戻金は多くの場合元本割れとのこと。。。

     

    金融機関の定期積金などを利用すれば、給料日に引き落としでお金を貯めることができますし、途中解約しても元本割れしません。

     

    自分で貯められない、使ってしまうかもしれないと不安な人には利用する価値があるかもしれませんが、学資保険は「ドアノック商品」とも呼ばれています。

    学資保険を足がかりに生命保険などの案内が行われることは容易に想像できます。

     

    「子どもが生まれた→YES学資保険!」と安直に考えるのだけはやめておいたほうがいいです。

     

    保険会社の場合、主に国債でお金を運用しています

    保険商品を購入する人の中には、銀行に預けるより利回りがいいから、という人もいると思います。

    ですが、保険会社は主に国債でお金を運用しています。

     

    であれば、最初から自分で国債を購入したほうがいいです。

    手数料が保険会社に取られるだけなので。

     

    金融機関でも個人向け国債は購入できますし、1年以上預ければ元本割れの心配もなく、通常の預金金利よりは金利も高いです。

     

    結局、保険は、現役世代が緊急・重大な事態への備えのために期間限定で利用するのが賢明なのです。

    医療費や介護費用は計画的な貯金でも対応できます。

     

    ただ家族の稼ぎ頭が不慮の事故で亡くなる、というのは貯金では補えませんし、いつ起きるかも分からないので保険に入る必要がある、というわけです。

     

    同じ理由で、自動車保険や個人賠償責任保険も入る意味があると言えます。

     

    必要な保険にだけ入ることで、保険料を抑えられ他のことにお金をかけられるようになります。

     

    「いらない保険」を読んで保険のスリム化を。

    最後に私が「いらない保険」で気になったポイントをまとめておきます。

     

    • 基本は「健康保険」
    • 保険マストは子どもがいる世帯主の死亡保障
    • 保険と投資は分けて考える

     

    ここを知ってるだけでも「いらない保険」に該当するものがかなり増えると思います。

     

    本書ではさらに、がん保険や介護保険についても踏み込んで書かれています。

    また、著者は保険のすべてを批判しているわけではなく、「この会社のこの保険商品はオススメできる」といったことまで言及されています。

     

    保険の見直しは一度行えば、その後はなにもせずとも節約効果が続いていきます。

     

    正しい知識を学び、不安をひとつずつ無くして「いらない保険」を整理していきましょう。

     


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