
・生活費を節約する優先順位はある?
この記事ではこうした疑問に答えていきます。
この記事を書いている私は、ともに年収300万円台のフルタイム共働きで、妻と3歳長男の3人で暮らしています。
以前は年間150万円超の貯金ができており、いまは住宅ローンを8年以内で完済するため鬼の繰り上げ返済中です。
・生活費の節約を始めるオススメの順番
節約を始める前に考えておくこと
・節約する目的と目標金額の共有
・貯金が増える≠家族が幸せになる
・逃げ道を決めておくここがしっかりしたら、
固定費の節約から始めて次に変動費に目を向けましょう。これらの順番を間違えたり飛ばしたりすると、挫折しやすいのでお気をつけください😋
— トリーン@節約×副業でターニングポイント作成中パパ (@treen100treen) October 5, 2020
この記事を要約するとツイートのとおりです。
節約はがむしゃらにやっても、続かず挫折してしまいます。
これまで節約にチャレンジたけど失敗した人や、
なかなか効果が出ないという人は順番を間違えたり、一つ飛ばしにしているかもしれません。
この記事を読んで、生活費の節約の効果を最大限まであげていきましょう。
目次
生活費の節約を始める前にやるべきこと5つ
生活費の節約を始める前にやることがあります。
いきなり節約を始めても、ココを抑えておかないと節約の成功率、継続率が変わってきますので、
しっかりと理解して実践していきましょう。
②収入アップより支出削減の方が簡単だと理解しておく
③お小遣いで購入する範囲を決めておく
④逃げ道を決めておく
⑤貯金が増える≠家族の幸せではないと肝に銘じる
ひとつずつ解説していきます。
①節約する目的、金額を明確にし家族で共有する
まず節約する目的と金額を明確にしましょう。
たとえば、
- 毎月1万円の赤字をなくす
- 住宅購入資金の頭金として、3年で300万円を貯金する
- 子ども教育資金のため、毎月3万円ずつ貯金する
- 老後資金のため毎月2万円貯金する
など
こうした目標を達成するために、節約する必要があることを家族で共有しておきましょう。
子どもがある程度大きければ、子どもにも必要な範囲で話すのもアリです。
さらに、半年や1年に1度節約した結果どれくらい貯金できているか家族にフィードバックしましょう。
目標に対してどれだけ達成できているのかを共有することで、家族のモチベーションも変わってきます。
②収入アップより支出削減の方が簡単だと理解しておく
毎月の給料を1万円増やそうと思ったら大変ですよね。
どれだけ仕事をがんばっても、評価するのは結局上司なので思うように評価されなかったり、
会社の業績次第では昇給がないということもありえます。
ですが、1万円節約するのは意外と簡単です。
ひとつの節約では難しくても、
いくつもの節約を積み上げることで節約できる金額はどんどん大きくなります。
収入を増やすよりもまずは結果の出やすい節約をすることで、家計の収支改善を図りましょう。
③お小遣いで購入する範囲を決めておく
家計管理に関しては、夫婦ともにお小遣い制が望ましいです。
分担制にすると、それぞれが自由にできるお金が増えるので、どうしてもムダ遣いのリスクが高まります。
完全お小遣い制の場合も、お小遣いの範囲を決めておくことが重要です。
たとえば、
- 飲み会のお金は?
- 昼食代は?
- 洋服代は?
など
最初に決めておかないと、なぁなぁでムダ遣いにつながる恐れがあります。
ちなみに、お小遣いで出す範囲を広げるほど節約意識は大きくなります。
わが家の場合だと、飲み代も昼食代もお小遣いからです。
結果としてムダな飲み会は断る、昼食はお弁当を作るなど、自発的に節約をするようになりました。
④逃げ道を決めておく
原則としてそれぞれのお小遣いの使いみちに口を出してはいけません。
自分のお金でなにを買おうと自由です。
加えて、外食やデリバリー、テイクアウトを0にすることなどは節約には繋がりますが、
労力やストレスを考えると、たまには息抜きが必要です。
すべての項目を完璧に節約する必要はないので、逃げ道を用意することを忘れないようにしましょう。
⑤貯金が増える≠家族の幸せではないと肝に銘じる
貯金が増えても、家族の仲がギスギスしては意味がありません。
節約を意識するあまり、生活に色がなくなってしまっては本末転倒です。
そんな節約は続きません。
できる範囲で、家族の幸せが一番であることを忘れずに節約していきましょう。
ここまで節約を始める前にやるべき5つのことを紹介しました。
これらのことを確実に実践して、節約にとりかかりましょう。
節約の成功率、継続率に大きく影響します。
生活費の節約を始めるオススメの順番はコレ
生活費の節約を始めるオススメの順番を紹介します。
目のつくところから手当り次第に節約を始めても、失敗する可能性があります。
たとえば、食費を下げまくるとか、お小遣いを減らす、使ってないときにコンセントを抜くようにする、などです。
これらはモチベーションが下がったり、労力の割に節約効果が薄かったりするので、
優先順位は低い、もしくはムリしてやらなくていい節約とも言えます。
具体的に生活費を節約する順番は以下のとおりです。
②スマホ、ネットなど通信費の見直し
③保険料の見直し
④電気・ガスの見直し
⑤給料日の引き落とし積立預金
⑥食材、日用品の在庫管理
⑦食材のまとめ買い
①〜④は固定費の節約です。
固定費の節約は一度実行すれば、そのあとは放ったらかしで節約効果が持続します。
まずは固定費から、次に⑤でしっかりと貯金ができるシステムを作り、
最後に変動費(やりくり費)の節約に入っていきましょう。
ひとつずつ解説していきます。
①不要なサブスクの見直し
サブスクとはサブスクリプションの略で、月額料金や定額料金がかかっているものです。
たとえば、
- ジムの会費
- 動画配信サービス
- アプリの月額料金
など
すこし意味は違いますが、スマホにつけているオプションなんかも一緒に見直しましょう。
最近利用していないものや、
料金とサービス内容を冷静に比較して、継続する必要がないと思ったものはどんどん解約しましょう。
②スマホ、ネットなど通信費の見直し
スマホやネットを何年も同じように使っているという場合は、
通信費を見直すだけで月額1万円以上節約できることはザラにあります。
docomo、au、Softbankの3大キャリアと契約している人は、
格安スマホやサブブランドへの乗り換えを検討してみましょう。
最近では楽天モバイルもでてきて話題ですよね。
いまなら1年間料金無料という破格のサービス中なので、楽天モバイルのエリア内ならかなりオススメできます。
1年間スマホ代がまるまる節約できます。
楽天のエリア外の人は、サブブランドのワイモバイルやUQモバイルがオススメです。
この2つは通信速度が早いので、これまでと同じようにスマホが使えて料金を抑えることができます。
楽天モバイルやサブブランドでも料金は3,000円前後なので、
スマホが3大キャリアのままという人は一度見直しを検討しましょう。
気になる方は以下の記事も参考にどうぞ。
併せて、家のネットを契約している場合はテザリングやモバイルwifiで代用できないか考えてみましょう。
③保険料の見直し
医療保険や生命保険、自動車保険など入ってから何年もそのままの場合は見直しを検討してみましょう。
ライフスタイルや家族構成の変化など、
いまの自分には不要なものをつけたままムダな保険料を払っている可能性があります。
このときに気をつけてほしいのは、
日本の会社員は「国民健康保険」によってけっこう手厚く保証されているという点です。
よく言われる働けなくなったときの保障も、「傷病手当金」というお金を受給できます。
心配だからと勉強せずにあれもこれも保険を増やしていると、
かなりもったいないことをしている可能性があります。
保険料は毎月の支払いなので、すこし面倒でもしっかり見直しすることをオススメします。
どう勉強すればいいかわからないという人は、「お金の大学」にとても分かりやすく解説されているのでオススメです。
④電気・ガスの見直し
電気やガスは自由化によって、自由に電力会社やガス会社を選べるようになりました。
地域や使い方にもよりますが、一度診断してみるとこれまでと同じように使って料金を抑えることができるかもしれません。
まずは、シミュレーションだけでもやってみましょう。
⑤給料日の引き落とし積立預金
ここまでで、ある程度節約できていると思います。
浮いたお金を確実に節約するために、
給料日に引き落としで積立預金をして残りのお金で生活するようにしましょう。
月末に残った分をそのまま貯めていくより、
確実でいくら溜まっているのかも分かりやすいのでオススメです。
⑥食材、日用品の在庫管理
固定費のムダがある程度節約できてきたら、ここからやっと変動費の節約に入っていきます。
変動費の節約は、「ムダなものを買わない」が原則なので、まずは在庫管理をしっかりできるようになりましょう。
「油こんなにストックあったっけ⁉」
「干からびかけた人参がある!」
など、こうしたことを防ぐのも立派な節約です。
塵も積もれば山となるので、年間で見るとけっこうな金額になります。
⑦食材のまとめ買い
食材を買うときは、事前にメニューを決めてまとめ買いするのがオススメです。
買うものが決まっていると、ムダなものを買うリスクも下がりますし、
まとめ買いすることで買い物の回数自体も減らすことができます。
あとは、節約を始めるだけ。
ここまで節約を始める前にやるべきこと、節約の順番を紹介してきました。
準備ができたら節約は固定費から始めましょう。
持続性が高く、節約できる金額の大きい固定費から節約することでモチベーションもアップします。
節約することに慣れてきたら、変動費まで手を広げて、節約できる金額を上積みしていきましょう。
あなたはこのページを閉じたらなにから行動しますか?
- 楽天モバイルのサイトを見ますか?
- 電気やガスの料金の比較をやってみますか?
- 保険の勉強を始めますか?
固定費は早く節約したほうが、節約できる金額も大きくなります。
まずはひとつでもいいので、始めてみましょう。