
・マイホームで節約よりも大事なことは?
・マイホームのために日常生活で節約して頭金を貯めたい...
この記事ではこうした疑問に答えていきます。
この記事を書いている私は、家を建てる前はフルタイム共働きで年間150万円以上の貯金に成功していました。
いまは借り入れから8年以内での住宅ローン完済を目指して奮闘中です。
・節約効果大!業者とのやりとりが金額を左右する
・マイホームのためにできる節約の手順と方法
僕がマイホームを建てるときに気をつけたこと
・そもそも賃貸じゃダメか
・必要最低限の家にする
・住宅ローンは10年に
・話を聞いてくれる業者、担当に会うまで諦めないなにげに話を聞いてくれる担当っていないんです。
予算が少ないのもあるんでしょうけど…長期戦覚悟で諦めないのが大事😋
— トリーン@節約×副業でターニングポイント作成中パパ (@treen100treen) October 30, 2020
マイホームの為に節約をすることは超大事です。
節約なくしてマイホームなし、とすら言えます。
ですが事前の情報収集や、計画、業者・担当とのやりとりなどで、節約よりも大きな金額が動くことも多いです。
この記事では、節約以外でもマイホームにかかる費用を抑えるポイントを紹介していきます。
マイホームで悩んでいる人、マイホームのためのお金がなかなか貯まらないと悩んでいる人は、ぜひ読み進めてくださいね。
そもそもマイホーム必要?節約よりも情報収集を先に
マイホームが欲しくなったら、頭金を貯めるための節約を始める前に情報収集を行うべきです。
マイホームは支払う金額や支払い終えるまでの年数など、人生で間違いなく最大級のイベントと言えますよね。
情報が足りないままだと致命傷になる判断ミスを起こしかねません。
ここでは、マイホームが欲しくなったときに考えておくべき情報を解説します。
・マイホームに夢を詰め込みすぎてないか
・返済計画は自分で厳しめに考えたか
・将来の社会状勢、経済状況も考慮しているか
ひとつずつ解説していきます。
そもそも建てる、購入する必要があるのか
本当にそもそも論で申し訳ないですが、
マイホームを建てたり購入する必要があるかもう一度自問自答してみてください。
- 周リのヒトもみんなマイホームだし
- 家賃がもったいないから
- 子どもがいるから
などの理由で、安直に、なんとなくマイホームを考えていませんか?
マイホームを考えるのに周りの人は関係ありません。
自分が(家族が)家にどういう価値観をもっているかが重要です。
「家賃がもったいない」とよく言われますが、マイホームにした方がもったいない結果になることもあります。
極端な例ですが、住宅ローンの返済が滞り、マイホームを売ることになれば残るのは借金だけというシナリオだって、現実にあります。
賃貸と持ち家のどちらがもったいないとは、条件が多すぎて断定できませんが、
リスクが大きいのはマイホームだということは言えるでしょう。
マイホームに夢を詰め込みすぎてないか
どうしてもマイホームが欲しいとなった場合、建てる家、購入するマイホームに夢を詰め込みすぎていませんか。
無駄に多い部屋、過剰な設備、行き過ぎたこだわり...
マイホームが手に入ってしばらくは幸福な時間が過ぎることでしょう。
ただ、人間、意外と、すぐに慣れます。
慣れた頃に待っているのは、夢を詰め込みすぎた結果ふくらんでしまった住宅ローンです。
返済計画は自分で厳しめに考えたか
住宅ローンを借りる際は返済計画を立てますよね。
業者や金融機関から返済計画を提案されると思いますが、これを鵜呑みにするのではなく、よく目を通して想像するようにしてみてください。
- 完済年齢がおかしなことになっていないか
- ずっと共働き前提になっていないか
- 毎年ボーナスが出る、昇給する計算になっていないか
など
完済年齢が定年を過ぎている場合、定年後も定年前と同じ金額を返済するのは難しくなります。
一度定年を迎えると給料が下がる人が多いからです。
あえて返済期間を長くして、定年までに繰り上げ返済を考えている場合は別ですが、
基本的には定年までに完済する計画のほうが安全と言えます。
現実では、いまの住宅ローンの完済年齢の平均は73歳です。
参考記事:「住宅ローンの完済年齢平均が73歳と上昇 返済期間や年齢、ボーナス返済に注意」
退職金で返そうしている人などは特に要注意ですよ。
また、私が思うに「家族でどんな家に住むか」よりも「家族でどんなふうに生活するか」の方が重要です。
いくら素敵なマイホームが完成しても、
という生活だと、心が荒みそうですよね。
もちろん仕事が大好きな人もいると思うので、一概に「安い家に住んで、のんびり暮らすのが最高なんだよ!」とは思っていません声を張るつもりはありません。
ですが、完璧なマイホームを求めるあまり、将来の家族の生き方を限定しようとしていないか、よく考えてみるべきでしょう。
将来の社会状勢、経済状況も考えているか
住宅ローンの返済期間は長い人だと35年(最近は35年以上のものもあるようですが...)です。
これから10年、20年、30年先の社会情勢や経済状況はどうなっているのでしょうか。わからないですよね。
いま分かっていることは、どうやら日本では「終身雇用」や「年功序列」といったものが崩壊に向かっていて、
リストラ、早期退職の対象となる年齢も早くなってきているな、ということぐらいです。
加えて、高齢化社会と少子化が進むことにより、今より10年後、20年後、30年後の方が景気が良くなっているという可能性も低いと言えます。
そんな中で、いまの収入をもとに、35年先までの返済計画を立てるのって、大丈夫なんでしょうか。
もちろん反対にどんどん給料が増える可能性もありますが、状況が悪くなることも考えておく必要があります。
そう考えると、返済計画はかなり無難に建てておくべきだと私は考えています。
ましてや、定年を超える35年のボーナス払い併用でというのは悪手だと私は思っています。
業者の言いなりダメ・ゼッタイ!マイホームを建てるときの節約ポイント
マイホームを建てる時は節約をがんばるよりも、
自分の考えを尊重してくれる業者や担当を見つけるほうが金銭面に大きく影響します。
業者の発言や提案は、基本的に少し疑ってかかるくらいのほうがいいです。
なぜなら、多くの業者は少しでも高い家を建ててもらったり、高い設備を付けてもらったほうが儲けが大きくなるからです。
ですので、
「家賃と同じ金額で家が建ちますよ」
「一生に一度の買い物ですよ」
といった言葉に惑わされないようにしましょう。
「自分が本当に必要と思うのか、欲しいと思っているのか」を優先して考えるようにしましょう。
こっちの話を聞かない業者はポイするか、担当を変えてもらう
私は最終的に地元の工務店で家を建てましたが、
それまでに大手のハウスメーカーなども含めて全部で7、8社ぐらい回りました。
私は、予算の上限を建物だけで1700万円と決めていました。
内訳は以下のとおりです。
ですが「1700万円で家が建ちますか」というと、ほとんどの業者は「無理ですね」というだけでした。
安いところでも2000万円ぐらいの家を紹介をされて、「どうすれば1700万円」になるかというのは教えてくれませんでした。提案されませんでした。
業者は自分が売りたいものを売ろうとしてくるんですね。。。
予算が少ないのは影響してると思いますが、全然話が通じないものだと落胆していました。
そんななか、唯一「どうしてその予算にされたんですか?」と聞いてくれたのが最終的に決めた業者でした。
無理はしたくないから10年以内で全部返したいというのを正直に話しました。
すると、「なるほど、やりましょう」と言ってくれて、
そこからは予算に収まるように二人三脚(妻も入れると三人四脚)で完成まで走りました。
私は運良く、自分の考えを尊重してくれる業者に出会いましたが、
妥協して2000万とか2500万ぐらいの家を建てていたらと思うとゾッとします。
マイホームでいちばん大事なのは、自分にあう業者や担当と出会うことだと思います。
ただし、いい業者や担当に出会ったとしても自分の考えや意見は曲げずに伝えないと、
流れのなかで、予算をとんでもなく超えるマイホームになるかもしれないので要注意です。
マイホームのため!日常生活でできる節約法紹介
マイホーム購入のために日常生活でできる節約方法を紹介します。
マイホーム資金の多くを住宅ローンに頼るとしても(1ミリもオススメできませんが)、
諸費用などである程度の自己資金は必要ですよね。
ここではマイホーム購入のための節約の手順とその方法をお伝えします。
②毎月必要な貯金額を出す
③現在の収支との差を把握
④固定費の見直し
⑤積立預金
⑥やりくり費の節約(可能な範囲で)
少し掘り下げて解説します。
①いつまでにいくら必要なのかを把握
いきなりですが、ココが一番大事です。
まずは、いつまでにいくらお金を貯める必要があるのかを把握しましょう。
いくら貯めるのかを決めるためには、マイホームの予算を決める必要があります。
住宅展示場や、オープンハウス、ネットの情報から大体どの程度の予算でどれくらいの家が建つのかは慣れれば分かると思います。
です。
借り入れ資金は、
- 10年から15年で完済できる
- 今の家賃よりも低い金額で返済できる金額に収める
上記のどちらかの条件はクリアしたいところです。
私の場合はアパートの頃の家賃(6万円)よりも高い返済額(10万円)になりましたが、10年(8年でいけそう)に設定しました。
もしくは、いま家賃7万円のアパートに住んでいるのなら、毎月の返済が6万円になるようにするなどです。(ローン併用はなし)
それでは金額が少なすぎるよ...という場合は、
頭金をしっかり貯めるか、収入を上げるか、ずっと賃貸にするか、の選択をすべきでしょう。
②毎月必要な貯金額を出す
目標となる貯金額と期日が決まったら、毎月どれだけ貯金が必要かも自然と出てきます。
がんばってその金額を貯めていきましょう。
③現在の収支との差を把握
つぎに毎月の収支と貯金すべき金額を比べます。
家計管理が苦手という人は、ざっくりとでいいのでお金の流れを知る必要があります。
家計簿を細かくつける必要はないので、以下の記事も参考に毎月の収支を把握しましょう。
④固定費の見直し
いよいよ節約に入りますが、節約は固定費から始めましょう。
毎月の支出を把握したときに、以下のような固定費の内訳を確認できたと思います。
- スマホ
- ネット
- 保険料
- サブスク
- 車関連費用
など
固定費は一度の見直しで節約できる金額も大きく、見直し後は放置で構わないので節約の第一歩としてとてもオススメです。
以下の記事も参考に、固定費の節約を進めてみてください。
⑤積立預金
固定費の見直しでお金にゆとりが出てきたら、毎月確実に貯金していきましょう。
オススメの方法としては、積立預金の口座を作り、毎月給与口座から給料振込み日に引き落としで貯めていく方法です。
そうすると、残りのお金で生活するしかなくなり、確実にお金が貯まります。
⑥やりくり費の節約(可能な範囲で)
最後に食費や水道・光熱費、浪費などのやりくり費の節約です。
こうしたやりくり費は毎日の積み重ねなので、
あまり自分や家族にプレッシャーをかけすぎないようにしましょう。
反動で浪費に走ったり、毎日生きている「いま」がしんどいものになってしまいます。
やりくり費はあまりムリせず可能な範囲で。
たとえば、水の使い方に細かく口を出すよりも、節水シャワーヘッドに変えるなどの工夫が必要です。
ここまでマイホームのための節約方法を解説してきました。
繰り返しになりますが、いちばん大事なのは最初に目標金額と期日を決めておくことです。
金額と期日が決まっていないと、意識が低くなりがちでお金も溜まりにくいです。
また、目標金額と現在の収支が離れすぎていた場合も早めに軌道修正できます。
5年がんばってお金を貯めて理想の家が建たない、結局借入金が膨張するといったことを避けることができます。
マイホームのためには、節約は必須です。
家が建って、住宅ローンを返し終えるまで節約は続くでしょう。
ですので、節約を考える時は「楽で、自然体でできるもの」から優先的にやっていきましょう。
苦しくて、しんどくて、効果が薄い節約をがんばっても、家族の誰も幸せになりません。
マイホームのために、家族の将来のために、今日からマイホームの情報収集や節約を始めていきましょう。