【元信金マンが語る】信用金庫に就職するメリット・デメリット

・信用金庫に就職するメリット・デメリットは?
・信用金庫に就職しても大丈夫かな?

 

この記事ではこうした疑問に答えていきます。

 

この記事を書いている私は、信用金庫に6年務めていました。

それに加えて妻がいまも現役で信用金庫で働いています。

 

この記事では、私が6年間働いた経験や妻からの情報も踏まえ、信用金庫に就職するメリット・デメリットを紹介していきます。

 

本記事の内容
・信用金庫に就職するメリット・デメリット
・悩み過ぎは良くない。飛び込む勇気も必要

 

 

信用金庫に就職するメリット・デメリットを抽出するとツイートのとおりです。

 

この記事ではさらに細かく、詳しくメリット・デメリットについて解説していきます。

 

信用金庫に就職するか悩んでいる人や、いま信用金庫で働いている人も気になる人はぜひ読み進めてくださいね。

 

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信用金庫に就職するメリット・デメリット

ここでは信用金庫に就職するメリット・デメリットを紹介していきます。

私の実体験や妻からの意見、世間一般からよく言われることなども合わせて紹介します。

 

信用金庫に就職するメリット・デメリットを理解しておくことで、就活生は採用試験を受けるかの判断材料にできます。

また、いま信用金庫で働いている人も、自分の状況を俯瞰してみることができます。

 

それでは、信用金庫に就職することのメリットから紹介していきます。

 

信用金庫に就職するメリット

信用金庫に就職するメリットは以下の9つです。

 

信用金庫に就職するメリット9つ
①世間からの印象は良い
②安定している
③福利厚生がしっかりしている(女性が働きやすい)
④地元で働ける(地元に貢献できる)
⑤残業がない(あっても少ない)
⑥休みが多い。カレンダー通り、土日祝は休み
⑦転勤はない
⑧多くの業種を学べる
⑨お金の勉強ができる

 

ひとつずつ解説していきます。

 

①世間からの印象は良い

信用金庫に就職したと聞いて、バカにされることはないでしょう。

 

私は6年間信用金庫で働いていましたが、「すごいね、がんばったね」と言われたことはあっても、バカにされたことはありませんでした。

 

メガバンクに就職した人からすれば大したことはないかもしれませんが、とくに地元の人からの信頼は厚いです。

 

また、信用金庫に入庫する前に身元調査がしっかり行われることも、世間からの印象が悪くない一因になっています。

 

②安定している

金融機関である信用金庫は安定しています。

 

一般の企業なら経営が危うくなれば倒産の危機に陥ります。

ですが信用金庫の場合は、経営が危うくなったら周りの信用金庫と(吸収)合併するのが一般的です。

 

潰れる可能性は低いので、安定していると言えますね。

 

③福利厚生がしっかりしている(女性が働きやすい)

信用金庫は福利厚生がしっかりしているところが多く、女性も働きやすくなっています。

 

私が働いていた信用金庫でも以前は育休が3ヶ月しかなかったのが、1年にまで伸びました。

私の妻も「働きやすいと思うよ」と言っていました。

 

実際に、わたしが働いていた信用金庫では女性も育休後に復職する人が多く、子どもも二人以上の人が多かったです。

 

④地元で働ける(地元に貢献できる)

地元が都市部ではなく田舎の方だと、働き口を探すのも大変ですよね。

地元が好きな人、地元で働きたい人には、貴重な就職先のひとつになります。

 

好きな地元に貢献できることは、信用金庫で働くメリットのひとつであると言えます。

 

⑤残業がない(あっても少ない)

最近は残業に関しても指導が厳しくなっているので、毎日の残業時間も少なくなっています。

 

以前は、自分の仕事が終わっても上司が帰らないと帰り辛い、いわゆる付き合い残業がありましたが、いまではそういったこともなくなっています。

 

残業がない(少ない)ので、仕事とプライベートのメリハリのある生活を送ることができます。

 

⑥休みが多い。カレンダー通り、土日祝は休み

信用金庫は土日祝日はカレンダーどおりに休みです。

 

加えて1年に1回、5営業日連続で有給を取らないといけないという決まりがあります。

月から金に連続休暇を入れることで、毎年すくなくとも9連休を作ることができます。

 

その分、お盆や年末年始の休み少なめですが、トータルで見ると休みは多いです。

 

休日に関しては以下の記事も参考にどうぞ。

 

 

 

⑦転勤はない

他店舗や他部署への異動は2〜3年に一度あります。

 

ですが、引っ越しが必要なほど遠距離への転勤はほとんどありません。

ほとんどと言った理由は、わたしがいた信用金庫では一度もなかったということです。

 

ただ、信用金庫は全国に250以上あるので、遠方に支店がある信用金庫もあるでしょう。

遠方に支店がある信用金庫に就職した場合は、引っ越しを伴う異動もあるかもしれない、ということです。

 

⑧多くの業種を学べる

営業、外回りの場合は多くの企業、個人事業主と取引をします。

融資ができるかを判断するために、仕事内容や資金、物資の流れを把握したり、決算書の確認をすることで多くの業種について学ぶことができます。

 

どういう考えでどういった行動を取っている人が成功しているのか、それを近くで見ることができるのは貴重な経験になります。

 

⑨お金の勉強ができる

日本の学校ではお金に関する授業はなく、主体的に学ぼうとしない限り「お金の勉強」をする機会はありません。

 

信用金庫で働いていれば、普段の業務や試験勉強などで、半強制的にお金の勉強をすることになります。

 

私が信用金庫で働いて一番良かったと思うのは、この「お金の勉強ができる」ことで、お金に関する多くの気付きを得ることができました。

 

 

 

信用金庫に就職するデメリット

つぎに信用金庫に就職するデメリットを11コ紹介します。

 

信用金庫に就職するデメリット11コ
①ノルマがある
②合併の危険性
③人間関係
④割りに合わないと感じることも
⑤常に気を張っておく必要がある
⑥残業できない
⑦休日にボランティアがあることも
⑧試験が多い
⑨異動が多い
⑩クリエィティブな仕事はできない
⑪他業種への転職は難しい

 

こちらもひとつずつ解説していきます。

 

①ノルマがある

渉外担当はもちろん、窓口業務を行う女性でもノルマは課せられます。

信用金庫の営業店で働く以上はずっとノルマと付き合っていかなければなりません。

 

信用金庫の営業店のボーナスは、店舗の成績によって増減します。

渉外担当は、個人の成績と店舗の成績を気にしながらノルマと向き合う必要があります。

 

なかには数字が目に見えたほうがやる気が出る、という人もいますが、ムリな人にはムリです。

 

ノルマを廃止してる信用金庫もありますが、多くの信用金庫ではノルマを導入しているので、事前の覚悟は必要です。

 

②合併の危険性

信用金庫は全国に250以上あります。

 

預金残高や融資残高、利益率が低いなど、力の弱い信用金庫は合併する可能性があります。

 

表向きは平等な合併であったとしても、実際は吸収合併ということもあります。

そうなると、吸収された方にいた信用金庫の人は出世するための壁も高くなるでしょうし、働きづらくなる可能性も出てきます。

 

メリットで紹介したように、信用金庫がつぶれる可能性は低くても、
吸収合併されて職場環境が大きく変わる可能性があることは知っておきましょう。

 

③人間関係

人間関係はどこの職場でも問題になりますが、信用金庫の場合は女性が多いという特徴があります。

 

女性が多い職場が苦手な人はデメリットと感じてしまうかもしれません。

 

④割りに合わないと感じることも

信用金庫は銀行と同じような仕事が多くあります。

取引できる対象や、扱う金額に違いはあっても似ている仕事は多いです。

 

ですが、銀行と比べると給料が少ないところがほとんどです。

(規模の小さい地銀と信用金庫のトップでは、信用金庫の方が給料が高い場合もあります。)

 

その結果、仕事内容と給料を比べて割りに合わないと感じる人も出てきます。

 

安定してるからと割り切れればいいですが、多少リスクをとってももっと稼ぎたいと考える人もいるでしょう。

 

⑤常に気を張っておく必要がある

すべての業務にお金が絡んでいるので、当たり前ですが適当に仕事することはできません。

 

お客さまから預かったお金や書類の扱い、融資や預金のスケジュール管理など、ミスは許されないため、常に気を張っておく必要があります。

 

⑥残業できない

信用金庫に就職するメリットとして紹介した「残業がない」ことですが、これはデメリットにもなりえます。

 

残業はできなくても、やらなければいけない仕事の量は変わりません。

さらに信用金庫など金融機関は、家に持ち帰って仕事ができるというところは少ないです。

 

実際私が働いていた信用金庫では、仕事を持ち帰ることは一切ダメでした。

 

ですので、日中に集中して仕事を終わらせるしかありません。

間に合わなければ自身の評価を下げられます。

 

最悪なのは毎日仕事が片付かず、家に帰っても休日でも仕事のことを考えてしまうことです。

そうなると十分にリフレッシュできず、さらに仕事の効率が悪くなる悪循環に陥ってしまいます。

 

残業できないことは、メリットだけでなくデメリットにもなりうることを覚えておきましょう。

 

⑦休日にボランティアがあることも

地元のイベントなどに休日にボランティアとして参加することがあります。

ボランティアなので無給で代休や振休もありません。

 

年に1度くらいなら、あまり気にならないかもしれませんが、運の悪い店舗だと休日ボランティアが多いところもあります。

 

⑧試験が多い

信用金庫など金融機関はずっと試験があります。

支店長になってもあります。

 

試験の内容が、普段の業務や自身のキャリアアップにつながればやる気も起きますが、
本当に意味があるのか?と疑問に思う試験も多いです。

 

納得はできなくても昇進の条件になったりしているので、試験のためにずっと勉強をしていく必要があります。

 

⑨異動が多い

基本は2〜3年に1度異動があります。

ですので、どんなに人間関係が良好な店舗になっても長くは続きません。

 

異動する時は前後でやることも多くなり、精神的にもけっこう負担になります。

 

⑩クリエィティブな仕事はできない

信用金庫で行う仕事はマニュアル化されています。

クリエイティブと言える仕事はほとんどできないと思っていたほうがいいでしょう。

 

決められたルールのなかで工夫するのが好きな人には向いていますが、
自分の考えで自由に挑戦したい!という人には苦しい仕事になるでしょう。

 

⑪他業種への転職は難しい

信用金庫から転職する場合、同業種である、金融や保険、不動産などへは比較的容易に転職できます。

地元の企業なども、いい印象を持っているところが多いので信用金庫での職歴は優位に働くことがあります。

 

ですが、地元以外で金融以外の職種に転職したい場合は、信用金庫での職歴がプラスに働くことはないと考えておいたほうががいいです。

 

むしろ信用金庫は細かすぎるルールの中で几帳面な仕事が多いので、転職した後、ギャップに苦労する可能性のほうが高いと言えます。

 

信用金庫は250以上ある。働いてみないと分からないことも多い

ここまで信用金庫に就職した場合のメリット・デメリットを紹介しました。

 

ここまで長々と解説していて申し訳ないですが、実際に働いてみないと分からないことも多いです。

 

なぜなら信用金庫は全国に250以上あり、信用金庫によって状況は異なるからです。

 

この記事で紹介したのは、私や妻の体験談に加え耳に挟んだ情報がベースになっています。

せいぜい全信用金庫250分の5とか、それぐらいの情報です。

 

細かいところでいうと、信用金庫によって大きく違ってくると思います。

 

いずれにせよ、地元で安定して働きたいという人には外せない選択肢になるのが信用金庫。

 

デメリットに頭を悩ませ過ぎずに、実際にぶち当たってから考えるというのも全然アリだと思います。

 

それでも信用金庫について、少しでも情報を仕入れておきたいという人は、
以下の記事も参考にしてくださいね〜。

 

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