
・夫にもっと家事をやってもらいたい...
・自分だけ家事の負担が大きいのが納得できない...
この記事ではこうした疑問や悩みに答えていきます。
この記事を書いている私は、共働き歴5年で子どもがひとり、
収入、勤務時間、家事育児はほぼ同じくらいです。
今では家事の分担はしていませんが、お互い不満なく生活できています。
結論から言ってしまうと、以下の流れで家事分担なしで不満がでない家庭を目指します。
➜妻が夫の分の家事を先回りしてやる
➜感謝、自分もやらなきゃ
➜常に夫婦が協力して家事を終わらせる
こんなにうまくいくの?と思うかもしれません。
この記事では最初に、夫に家事をする当事者意識がない理由と対策について、
そして家事分担なしにする具体的な方法について解説していきます。
共働きなのに夫が家事をやってくれない...
どう考えても家事の配分がおかしい!
と悩んでいる人は、気になるところだけでも読んでいってくださいね〜。
共働きの家事分担、当事者意識なし夫への対策
共働きで家事をしない夫はそもそも当事者意識がありません。
いわゆる家事を「手伝っている」感覚です。
手伝うという言葉を使う時点で、当事者ではありませんよね。
「本当はやるのは妻だけど、優しい俺は家事も手伝う」
という感じです。
本人に悪気がないのが、また問題なんですがね。
ですが、夫が家事をしないからと怒るだけでは、夫は変わりません。
当事者意識がないのには理由があります。
理由と対策を確認していきましょう。
②妻が仕事をしていても、家事は妻の仕事と思っている
③すこ〜しだけ家事をやって、やった気になっている
④家事に取り掛かるまでの基準がちがう
⑤前に家事をしたけど、感謝されなかったりダメ出しされやる気0に
一つずつ解説していきます。
①自分のほうが稼いでいるから、家事は妻の仕事と思っている
共働きで夫のほうが収入が高い場合、それを盾にして家事をしない場合があります。
妻も働いているのであれば、夫も同じように家事をやるべきで、
収入が多いのは言い訳にしかなりません。
妻は仕事から帰ってバタバタと家事をしているのに、
夫はあとから帰ってきてご飯食べてゴロゴロでは妻の不満は大きくなります。
・1日のタイムテーブルを作って見せる
・「時間」という基準で見た時に、自分がどれだけ不平等な扱いを受けているかを知ってもらう
②妻が仕事をしていても、家事は妻の仕事と思っている
妻が仕事をしている、していないに関わらず、
家事は妻の仕事だと、当たり前に考えているパターンです。
この考えの夫の思考だと、妻のほうが勤務時間が長くても家事をやってもらうケースもあります。
わたしは、家族になったからには「お金」と「自由な時間」は夫婦ともに平等であるべきと考えています。
・このままでは子どもを産んで育てる自信がない、専業主婦になりたい、と伝えてみる
※それぐらい追い込まれていることを伝えないと変わりません
③すこ〜しだけ家事をやって、やった気になっている
たとえば、ゴミ出しだけやって「俺は家事をやってる!」と思ってる人もいます。
ゴミ出しだけするって、ごっつあんゴールみたいなもんです。
奥さんにアシストしてもらって、シュート決めていい顔されても...
ゴミ出しひとつとっても、
という過程がありますよね。
このなかのひとつだけやったとしても、それはまさに手伝っているだけです。
主体的に家事をやっているということではありません。
「ゴミ出し」を例にすると...
・家事の一部ではなく一連の流れをすべて任せる
(ゴミ出しであれば上記の過程を全部任せる)
・ハッキリと「ゴミ出し」だけでは家事と言えないことを伝える
(夫は純粋にゴミ出しが家事だと思っている場合があるので)
④家事に取り掛かるまでの基準がちがう
トイレ掃除やお風呂掃除をやるまでのスパン、掃除機をかけるタイミングなど、夫婦で違います。
本人はまだ掃除をする必要がないと思っているので、取り掛かりが遅いのは仕方ないです。
・もしくは自分は違う家事をするので、そのかわりにやっておいて欲しいと伝える
察するもなにも、本人はまだ掃除する必要がないと思っています。この場合は都度伝えるか、こういう状況になったら掃除して欲しいと事前に言っておきましょう。
⑤前に家事をしたけど、感謝されなかったりダメ出しされてやる気0に
過去に料理や掃除をしたときに、妻からあまり感謝されなかったり、
「こうすれば効率良くできるのに」
「なんでそんなやり方なの?」
と言われると、もうやりたくなくなります。
(女性からすると面倒でしょうが...)
張り切って家事をしたのにダメ出しされると
「...じゃあ自分でやればいいのに」
と思ってしまうものなんです。
・気になることが合ってもダメ出しではなくアドバイスにしましょう
(それもかなりオブラートに包んで)
ここでは夫が家事をするという当事者意識がない5つの理由とその対策をお伝えしました。
わたしは家族になったからには、
「仕事」も「家事」も「育児」も「お金」も「時間」も平等であるべきと考えています。
もちろん、家族にはそれぞれの考え方があるのでお互い納得したうえで、
それぞれのバランスを考えていくことが重要です。
「もっと家事をやってほしい!」と思っている人は、今のバランスが不公平だと感じているということです。
もしここまでで紹介したような「対策」が聞き入れてもらえなければ、
ほかの「仕事」や「育児」「お金」、「時間」のいずれかでバランスをとってほしいと伝えるのもアリですね。
共働きの家事分担は「なし」が理想。最初は基準を決めて分担
共働きの家事分担の最終目標は、家事の分担自体がなくなることです。
つまり家事を分担しなくても、夫婦それぞれが主体的に家事に取り組むようになることです。
どちらかひとりが慌ただしく家事をしている、というような状況がなくなることを目指しましょう。
ここでは、わが家で家事の分担がなくなるまでに行ったことを紹介します。
目指すべき流れは以下のようになります。
➜妻が夫の分の家事を先回りしてやる
➜感謝、自分もやらなきゃ
➜常に夫婦が協力して家事を終わらせる
この流れを作っていきましょう。
夫婦のひとりが家事をしていたら、周りを見渡し、先を見越し、ほかの家事をやる。
そして、夫婦ふたりで自由な時間を過ごします。
ただ、これまでほとんど家事をやってこなかったという人は、
そもそも家事がどこまで終われば一息つけるのかも分かりません。
ですので、まずは家事を分担してそれぞれの家事をやっていきます。
このとき分担の基準にするのは「収入」か「勤務時間」です。
より平等になるような基準を選び調整しましょう。
基準通りにピッチリ決める必要はありません。
夫婦によって微調整をしましょう。
家事分担の方法に関しては以下の記事にも詳しく書いているので、参考にどうぞ。
夫が自分の担当の家事をこなせるようになってきたら、
妻が家事を先回りして終わらせ、夫婦の自由時間を作るというお手本を見せます。
ここ、非常にやり方が重要です。
なんでも先にやりすぎると
「なんだ、やってくれるんじゃん」
と元に戻ってしまう可能性もあります。
夫が担当のなかの小さい家事を先回りして
「〇〇はやっておいたかたら、それが終わったら映画でも見よう」
のように伝えましょう。
これを繰り返すと、夫はずっと、
「自分の家事をやってもらっている」=「giveされている」状態になるので、申し訳ない気持ちになります。
giveされるとgiveを返したくなるのが人間(返報性の法則)なので、
妻の仕事が貯まっていたら、先回りして家事をしてくれるようになるはずです。
もちろん、すべての夫がこの方法で妻の家事を先回りしてくれるようになるわけではないので、
夫婦によってさらに工夫してみてください。
分担を決めて自分の家事をするようになると、家事が他人事ではなくなります。
つまり家事の当事者意識が出てきます。
妻が自分の家事を先回りしてくれると、
自分も空いている時間に恩返ししなきゃと、妻が普段している家事を気にするようになります。
そうすると、家事の全体像も見えるようになります。
大事なことは、「夫婦で自由な時間」を作りたいと伝えることです。
こう言われて悪い気がする人はいませんよね。
繰り返しですが、最終目標は家事分担がなくなることです。
お互いに先を読んで、
「今日はなんか疲れてるっぽいから皿洗いまでやろう」とか
「買い物に行ってる間に掃除機かけて、帰ってきたらふたりでゆっくりしよう」
と考えれるようになればバッチリです。
私はこの境地にくるのに4年かかりました。
今では先回りできなかった家事があると悔しいぐらいです...
ここまでくるとゲーム感覚に近いので、家事も楽しめます。
時間はかかるかもですが、
夫婦は何十年も一緒にいるので、長い目で見てゆっくり焦らずやっていきましょう。